イケダヤ靴店の歴史について
明治31年(1898年)創業の100年企業です。 時代に合わせて業態を変えて生き残ってきました。
イケダヤの歴史
第1期: 明治31年、池田屋靴店を創業(靴の製造販売)
明治31年(1898年)、祖父にあたる故栗原金太郎が東京市下谷区御徒町3-27番で靴店を開業しました。 金太郎は腕の良い職人で、靴を製造販売していました。お客様には、国鉄上野駅の駅長さんもいらっしゃったそうです。 昭和18年(1943年)に戦況による企業整備により休業、昭和20年(1945年)3月の東京大空襲で金太郎は行方不明となりました。
第2期: 小売店として池田屋靴店を再開
昭和21年(1946年)12月に、父にあたる故栗原孝が台湾より復員して、東京都台東区上野4-5-11の現在地で小売店として靴店を再開しました。 再開時は、物があれば売れる時代で、靴の生産地である東京/浅草にスクーターで仕入に行き、直接メーカーより仕入れていました。 家族経営で、店舗の2階が住居で、伝手を頼って集めた店員さんが住み込みで働いている、活気のある時代でした。
第3期: チェーン展開の時代
昭和38年(1963年)の高崎出店を皮切りに、チェーン展開を始めました。 出店場所は地方都市の中心商店街の路面店→高架下・駅ビル→スーパー(GMS)内→モール型SC内へと変わっていきました。 店舗の業態化、海外メーカーからのブランド靴直接輸入、PBの開発も併せて進めていきました。 チェーン店部門は、最盛期は50店舗ほどありましたが、後継者の問題等があり、靴小売最大手の株式会社チヨダ様に譲渡いたしました。
第4期: 専門店として再スタート
平成21年(2009年)12月に、単独の靴専門店として、再スタートを切りました。 その後徐々に、取扱店が少数のニッチなブランド、海外のブランドメーカーから直接仕入れたここだけの靴などを増やしていきました。 東京/上野という土地柄もあって、インバウンド需要も増え、業績は順調に推移しました。 しかし、新型コロナの影響でインバウンドは略ゼロとなり、店舗売上全体も大幅に落ち込んでいます。
第5期: リアルとデジタルの融合を目指して再々スタート
令和3年(2021年)10月(予定)に、リアル店とEC店の融合を目指して、再々スタートを切ります。 EC店については、お客様にとっての最適なサイズを提案する「SureFit」を取り入れます。 これから、リアルとデジタルを融合した靴専門店の新たな形にチャレンジしてまいります。